846本当にあった怖い名無し [sage]:2005/08/15(月) 23:29:06 ID:+4pdVj1f0
学生時代の夏休みの話です。

バイト先の彼氏が十二指腸潰瘍でしばらく休む事になりました。
当時、継母と折り合いが悪かった彼は、バイト先の友達と二人暮らしを始めたばかりだったので、遅番の私は、朝食を持って行く事にしました。

アパートに着いてドアをノックしたけど、返事がありません。
ドアノブを回してみたら、鍵が開いていたので中へ入りました。
間取りは玄関入ってすぐが台所、玄関左にバス・トイレ、二人の部屋は台所奥の和室2部屋でした。
彼は奥の和室だったので、同居人氏の部屋を通って奥へ行かなければなりません。

同居人氏の部屋へ入ると、襖は開かれたままで彼の部屋は布団が畳んであり、布団の上に緑のパジャマが脱ぎ捨ててありました。
「留守なのに鍵開けたままで、物騒だな」と思いながら、彼の部屋へ入りました。
「鍵開けたままで、病院へ行ったのかな?」と思って部屋をぐるっと見ていたら、テレビの上のカゴに薬袋が有りました。

日付は今日だったので、病院へは行ってきたようでした。
私は薬袋をカゴへ投げるような感じで戻しました。
その時、なんだか喉が渇いて水が飲みたくなりました。

台所に行って水を汲んで飲もうとしたその時に…
後ろから肩をポンと叩かれ、驚いて振り返ったら彼氏がそこにいたんです。
「何やってるの?」

続く

847本当にあった怖い名無し [sage]:2005/08/15(月) 23:36:58 ID:+4pdVj1f0
>>846

「自分こそ何所にいたの?」
「ずっと部屋にいたよ。ノックもしないでいきなり部屋に入ってくるからびっくりした」

彼が言うには、病院から帰ってきてパジャマをまた着て、布団に腰掛けていたと言うのです。
そこへ無言の私がいきなり入ってきたから、驚いて声を掛ける事もできずに見ていたそうです。
そして、私が部屋を見回している仕草や薬袋を投げた所などを再現してくれました。

私が部屋に入った時は、ノックもしたし、本当に人の気配が無かったんですよね。
その後、訳が解らないまま出勤したんだけど、バイト仲間は誰も信じてくれませんでした。

これって、時間がズレていたって事なのかな?

初心者なんで、長文ごめんなさい。

851本当にあった怖い名無し [sage]:2005/08/16(火) 13:27:13 ID:Leaqvh6f0
部屋に入った時に、脱ぎ捨ててあったパジャマを見てて
声を掛けられた時は、そのパジャマを着ていたんだから
「見えなかった」じゃなくてその時間は、
その部屋に彼は存在していなかった?
彼か彼女のどちらかが、別の空間(次元)に迷い込んでいた?

852本当にあった怖い名無し [sage]:2005/08/16(火) 14:16:07 ID:xdUkR9M60
>>846です。レスありがとうございます。

厚みの無い人、一反木綿マンですか?デブまではいかなかったけど、結構太めの人だったんで…笑ってしまいました。
>>849さんのお話がどこかにあるなら、さがしてみようかな?

記憶をもう一回たどってみたんですけど、襖の正面奥が壁で、その前に畳んだ布団がありました。
彼が布団に腰掛けていたのなら、部屋に入ってきた私と正面で向き合ってたと思います。

あと、バイトに行かなきゃならなかったから、時計を3回ほど確認した記憶があります。
彼のアパートは駅のそば1分位の場所で、病院はアパートの向かいです。
私が駅に着いたのは9時ちょうど位で、アパートまでは9時5分までには着いたと思います。

彼は病院の開始時間9時に家を出たらしいです。
その日は薬だけをもらって帰ったそうですから、9時15分位までにはアパートに帰っていたと思います。

そう考えてみると、私がアパートに着いた時刻には、やはり部屋にはいなかったと思います。
でも、その日の日付の薬袋は確かにありました。
私が部屋を出た時刻は、9時30分頃だと思います。
バイト先は一駅先で、20分位で到着できる場所です。
10時前10分にはバイト先に着いて、10時から仕事をしたと思います。

よくよく考えてみると、あの部屋に30分もいた感じはしないですね。
時間にして、10〜15分位かな?

病気で影が薄くなっていた?そうかも…
実家の事情とかで、心は荒んでいたかもしれない。
十二指腸潰瘍になったのも、「アル中」というあだ名のバイトと毎晩飲み歩いていたからだったし。


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