727本当にあった怖い名無し :2007/07/18(水) 16:18:10 ID:1xtbb74UO
子供の時の記憶でどうしても忘れる事が出来ない体験があります。

たぶん幼稚園ぐらいか定かではないんですが…。

夏休み 町内会で1泊の海水浴に行きました。午前中に旅館へ到着し
仲良しの友達と二人で砂浜へ出掛けたんです。気付くと、砂浜を見下ろす様に
小高い丘に神社らしきものが見えました。 子供特有の好奇心からその神社へ登り。
確か砂浜からそれほどの距離でもなかったと思います。
平らな丘にポツンと小さな神社が建っていて、扉の前に
中へ入らないようにとの注意書きの看板がありました。
だけど、秘密の場所を発見したようなワクワクした気持ちに駆られて
友達と二人、無人の神社内で遊んでしまったんです。
そして、さあ帰ろうかとなった時でした。
神社から砂浜までの一本道、歩いても歩いても目の前にある松の木まで着きません。
二人後ろを振り向くとまだすぐそばに神社が見えます。
道沿いには背丈を越えた雑草が生い茂り、その時何か不気味な感じを覚えました。
そのうち友達が泣き始め、私も大泣きです。そして泣きながら
「神様ごめんなさい!ごめんなさい!もうしません」たぶん…こんな風に謝ったと思う…。
その直後気付いたら、すっかり辺りが暗くなった砂浜にいました。
そこでまた泣いて。遠くに呼ぶ声が聞こえて走って行ったら警官が二人と
大人が居て、無事保護されました。
後から聞いた話なんですが、保護された時間が夜の20時前だったそうで
二人居なくなったと大騒ぎしていたそうです。

今思い返すとあれは 神隠し だったんじゃなかろうかと思います。
もしあの時、謝りの言葉がなかったら、私達どうなっていたか。


長文すみませんでした。


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集