111本当にあった怖い名無し [sage] :2005/09/26(月) 10:20:59 ID:JbYjyIIL0
3歳の頃。
真夜中、病弱な姉が発作をおこして両親と一緒に救急車で病院へ。
取り残されたのでそのまま寝ようとしたら、寝室と居間との間にある
襖の引き手の金具をカリカリと引掻く音がする。
不思議に思って見に行き、襖を開いても誰もいない。
それが何度もあって、気持ち悪くなって隣の部屋にいた祖母を起こし、
一緒に寝てもらった。
ところが、祖母が横にきたらカリカリが止まり、しばらくしてまたカリカリと
言い始めたら今度はどんなにゆすっても叩いても祖母が起きない。
諦めて、横に祖母がいるから大丈夫だろうと寝てしまった。

翌日、両親にその話をしても「寝ぼけたのだろう」と言われ、相手にされなかった。
(祖母を起こして一緒に寝てもらったのは間違いなく、朝も横にいた)
2?3歳頃の記憶で一番はっきり覚えているけれど、二次的な記憶ではなく
はっきりと引き手金具の様子や襖の様子を覚えている。

112本当にあった怖い名無し [sage] :2005/09/26(月) 10:30:17 ID:JbYjyIIL0
中学生の頃。
カリカリがあった家からは引越し、自分の部屋を貰ったが、
夜一人でいるとドアの向こうでカリカリという音がたまにする。
ネズミが出る家だったのでネズミだろうと思い、つかまえようとそっと行って
ドアを開くと姿も形もない。
ドアの外は廊下で、他に逃げ込む場所もなく不思議に思っていた。

ある冬の夜、またカリカリと言い始めたので、細心の注意を払ってそーっと
ドアまで歩いて行った。
すると、ドアと框の隙間1cmくらいのところから、錆びた針金のようなものが出て
しきりにこちらに向かって掻いている。
例えるなら、古いハンガーの柄のような形をしていた。?←こんな形
3分くらい観察をして、どうも(その部分は)ネズミでも生物でもないと判断。
頃合を見計らってサッとドアを開いてみたが、またしても何もいなかった。

当時はカメラも持っていなかったので、何か記録を残せなかったのがとても残念。
しかし、そのカリカリを手で触ってみる勇気は無かった。
(急にひっこんだらケガをしそうな形状、錆びて衛生上良くない感じもしたので。)
あれは何だったんだろうかと今でも不思議に思っている。

118112 [sage] :2005/09/26(月) 23:35:32 ID:JbYjyIIL0
>>113
?の形は変形せず、?のままカリカリしていた。
だから向こう側で古いハンガーを持った何者かがカリカリしている感じだった。
(いなかったけど)
そういえば、それ以来カリカリ言わなくなった気がする。
恥ずかしがりやだったのだろうか


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