51 :2001/07/23(月) 14:44
あんまり盛り上がらないですね… 寂しいのでうちの父が3日前に体験した話を。

うちの父(失業中)は庭いじりが趣味で、天気のいい日は毎日のように庭に出ています。
その父が特にお気に入りなのは、高さが5メートルほどのヤマモモの木。
なんでも30年前に家を建てたとき、前の林にあったのを気に入ったので植え替えたというもので
今では実をつけなくなりましたが、私も気に入っている木です。

61 :2001/07/23(月) 14:47
そして3日前、朝起きた父はなんとなく2階から木を見つめていました。
風がわりと強い日で、窓を閉めていても風のうなる音が微かに聞こえてきます。
とその時、突然ヤマモモの枝の1本が傾いだかと思うと、あっという間にポッキリと折れてしまいました。

71 :2001/07/23(月) 14:52
あまりに突然のことだったので父は驚き、また風が強かったため、
「早く枝を片付けないと、どこかに飛びでもしたら大変だ」と思い、急いで階段を駆け下りて庭に出、
木の下に行ってみると、さっき折れたはずの枝がどこにもありません。
不思議に思いもう一度木を見ると、枝はきちんとくっついています。どこにも折れた跡などありません。

父は寝ぼけていたのだと思い、庭掃除をはじめることにしました。

81 :2001/07/23(月) 15:02
掃除を始めてしばらくして、休憩することにしました。
休憩は木の下でするのが父のいつものパターンでしたが、さっき見た幻覚が妙に気になったので、
少し離れたところで煙草を吸おうとポケットから取り出しました。

するとその途端、木の方からメリメリッと音がしたかと思うと、大きな枝がドサリと落ちてきました。
吃驚して見ると、さっき見た幻覚と全く同じ所が折れ、地面に落ちていました。
もし父が幻覚を見なければ、いつも通り木の下で休憩をして
枝が当たって怪我をしていたかもしれません。

父は「木が教えてくれたんだ」と言って、今まで以上に丹精こめてヤマモモの世話をするようになりました。


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集