9本当にあった怖い名無し :04/10/11 17:40:50 ID:GqrGfF5I
ウチの祖父が山を越えて帰宅する際、
たぬきに騙されたらしい。

師走の初め、辺りはすっかり暗くなり冷たい風が吹く中
あるはずのない古民家があり、
祖父は気になって訪ねてみたそうだ。
中には若い夫婦が居て囲炉裏の傍で忙しなさそうに
なにやら拵え物をしている。
祖父に気づいた二人は火に当ることを勧め
茶と団子で持て成したらしい。
すっかり気分が和み暖かい囲炉裏傍で転寝をしてしまったと。
次に気が付いた時には民家も囲炉裏も無く
木の根の洞で、口に泥を詰め込んでいたと話してくれた。


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