238本当にあった怖い名無し :05/02/01 05:54:10 ID:PLhu77B70
怖いというか、ヘンなはなし

姉の同級生の妹と付き合っていたころ、ふたりで北海道旅行を計画したが親にバレて断念して結局一人で北海道旅行をしたとき、
何故か銀行のキャッシュカードが使えなくなった。窓口で確認すると磁気データが傷ついたかで読み取れないという。
しかたなくその日は金のかからないようにホテル(予約しておいたので難なく泊まれた)に篭ったまますごした。
午後、ベッドでウトウトしてると突然身体が重くなるのを感じ、目をあけると小人が俺の周りをとりかこんで可笑しそうに笑っていた。
「ああ、これが金縛りというやつか・・・」と割と冷静な精神状態でその取り囲んでいる小人たちを眺めた。
小人たちは、どこからかエンピツを持ち出してなにかにこすり付けている。目をこらして見るとそれは使えなくなったキャッシュカードだ。
おいっ、何をすると心の中で叫んだが声は出ない。小人たちはおれの反応がおかしくてたまらないようでやめずエンピツをよいしょよいしょと動かして
カードの裏側をこすり付けていた。

しばらくして体が楽になり起き上がると俺はいつのまにかカードを手に握っていた。しかしエンピツでこすったような跡はなかった。
もちろん小人のかすがたなんてない。
ハッと思いつき、ホテルを出て、近くのATMコーナーに行き、そのカードを入れてみた。なんと、使えた。金が下ろせたのだ。
まだ3時まえなので、さっきの銀行に行き確かめてもらうとデータ的には完全に復旧している。行員は「こういうことはよくあるんですよ」と言っていたが。

行員が言った、「こういう事」というのはもちろん小人がカードを直すということではない、念のため

嘘くさいはなしでスマン


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集