156あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/27 21:54
記憶が曖昧なんだけど。

私が小さい時にどういう経緯かは忘れてしまったんだけど、
おじいに連れられて、蔵の二階にあがった。
(そこは寝泊まりができる小さな部屋になっていた。ちゃぶ台と
古くて赤い布団、古いタンスがあった。)
おじいは、どこからか生卵を出して、見てろー、という顔を
私に向けた。
じっとしていると、蛇がちょろっと出てきて、おじいの手から生卵を飲んだ。
私は息を殺して見ていた。
おじいが言うには、
それは青大将という蛇で、なんとなくこの蔵の主なんだろうな、と思った。

その頃は、悪い事をするとよくこの蔵に放り込まれていたんだけど、
そのたびに、蛇が怖いよーと大泣きしていたのを覚えている。

でも、よくよく考えると、あの蔵二階なんてないんだよね。
この記憶なんなんだろ。


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集