840本当にあった怖い名無し [sage] :2007/01/06(土) 10:19:46 ID:keJRpf3O0
自分の部屋はとりあえずとっても汚かった。
酷い時は寝る場所以外本が散乱していて、歩く場所もないくらい。
でもちょうど3ヶ月くらい前に、どうしても徹底的に掃除したくなった時があった。
何故かわからないけど、何かに駆られて丁寧に掃除した。壁まで拭いた。
結果的にとっても綺麗になったんだけど、何だかすごく違和感があった。
自分の部屋じゃないみたいな、よそよそしい雰囲気。座ろうとしても自然と正座になってしまうような。
久しぶりに綺麗にしたから見慣れてないだけかな、とも思ったんだけど、それじゃちょっと納得できなかった。
空気もすごく透明で、神社みたいな、そんなような所の雰囲気だったんだ。
そんな時ふと窓を見ると、澄んだ空に白く半透明な何かがふよふよ浮いていた。
浮いているというより、泳いでいるという表現に近い。
蛇みたいな、でもそれより大きいものが気持ち良さそうに空を泳いでいたんだ。
飛行機ならくねくねしてないし、あんなに細長くない。
煙にしても飛行機雲にしても、同じ長さで移動してるってのはおかしい。
あれは龍だったんじゃないのかな?
少しずつ進んでいって、しばらく経つと端に行って見えなくなっちゃったけど。
ちなみにそれ以来何かが落ちたかのように、部屋は綺麗なままです。


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