471本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 04:54:27 ID:A9nz8Ql90
>>470
お母さん無事でよかったですね。意識だけ先に帰宅してしまった感じなのかな…。

で、自分の投稿。友達の経験した話なんですが。長文です。すいません。

1/3
高校の卒業式に、友人Aは同級生で親友だった男Bに告白された。(Aも男)
Aはショックで混乱しつつもBを傷つけないよう丁寧にお断りしたそうだが、
Bから「1度だけデートして欲しい」と懇願され、情もあって承諾したらしい。

で、実際デート(というか二人きりで映画を見て食事をしただけ)したんだが、
別れ際「俺が女だったら、Aは俺とつき合ってくれたか?」と聞かれたそうな。
Bは県外に進学する予定だったし、恐らくもう一生会わないだろうという思いと、
二人で楽しく過ごした学校生活を思い出したこともあって、急に寂しくなり、
「お前が女だったら、つき合うどころか結婚してたかも」と答えたらしい。
Bはそれを聞いて泣きながら「ありがとう、ごめんな、さようなら」と言って去り、
Aも涙が止まらず、泣きながらBの背中が小さくなって消えるまで見送ったそうな。

それから数年後、Aはバイト先で知り合ったCという女の子に告白され、つき合った。
Cはことあるごとに「ああ、女に生まれてよかった」と言うクセがある子だった。

472本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 04:56:04 ID:A9nz8Ql90
2/3
ある日Cがやたら上記の台詞を繰り返すので、いつもは聞き流すAも「なんで?」と聞いた。
するとCは「だって私が男だったら、Aは私とつき合わなかったでしょ」と答えた。
その時Aの頭に浮かんだのがBの顔。それまでは滅多に思い出すこともなかったのに、
Cのこの言葉が、Bが別れ際に言った言葉とまったく同じ話し方だったらしい。
しかもこの会話があった場所は、Bと別れた場所と同じ(地元の駅前)だった。

その時は偶然だなぁ、と思っただけらしいんだけど、それからCの行動を注意して見ると、
驚くほどBとそっくりなことに気付いた。笑い方、食事の仕方、本の読み方とかの仕草や、
好きな食べ物、好きな音楽や映画などの嗜好物も、実はまったく一緒だったらしい。

Aは「Bは性転換と整形をしてCになり、俺に近付いたのか?」なんてことも思ったが、
Cの親(当然Bの親とは別人)にも会っていたし、Cの女子高時代の友人にも会っていたし、
第一身長が全然違う(Bは170cm越え、Cは150cmちょっととかなり小柄)ので、
ただの偶然だ、似てると思うからそう見えるだけだ、と自分に言い聞かせたらしい。

しかしある日、C宅でAとCが二人でテレビのロードショーを見ていた時。Cが、
「これ懐かしいね。最初のデートで見たよね」と言ってきた。Aはぎょっとした。
その映画はBとのデートで見たもので、Cとは見に行っていないからだ。

473本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 04:58:24 ID:A9nz8Ql90
3/3
「この映画やったのって俺等知り合う前だよ。前彼と勘違いしてない?」と言うと、
嘘、一緒に見たよ、と言ってきかない。それどころかその日のAの行動を細かく話す。
(ホットドックのケチャップを零したこととか、釣り銭間違えられて得したこととか)
しかもそれは全て事実。さすがに怖くなって、Aは適当な理由をつけて帰宅した。

それからAはCのことが怖くなり、好意もなくなってしまったので、別れを告げた。
別れ話は修羅場で、Cは泣くわ暴れるわ死のうとするわ、手がつけられなかったらしい。
結局Aはバイトを辞めて、一時は家族や友人一同にも音信不通となって県外へ逃亡。

連絡が取れるようになってからことの顛末を聞き、男らしくないなぁ、と私が言うと、
「だって『結婚するって言ったじゃん!だからこの女になろうと思ったんじゃん!』
ってCが言ったんだよ。手首切った後に。絶対やべぇって思うじゃん」とAは答えた。

最初話を聞いた時は、仕草や嗜好物の一致は偶然、映画云々の話はAとCの勘違い
(Aは映画デートの一件をCに話していて、Cがそれを自分が経験したことだと勘違い)
だと私は思ってたんだけど、「この女になろうと思った」というCの言葉は怖いな、と。
(ちなみにAはBに告白されたことをCにも、バイト仲間にも話していません)

Aは今再び音信不通状態なんだけど、このスレ見て思い出したので、投下してみました。

480本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 07:20:13 ID:VMJsctS70
>>471-473
AとBとC、同時に会ったらどうなったんだろう?

481本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 08:02:26 ID:hKaHlu3/0
Bは生きていたのか?
非常に興味をそそられる話だ。おもろい

488本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 12:15:08 ID:3z9bHid/O
>>471-473
最高

むりやりこじつけるとすれば、
地元だしBとCは友達以上の仲で、
CはAのことをBから散々聞かされていたとか

なんにせよおもしろいねぇ

492本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 13:49:48 ID:A9nz8Ql90
皆レス?。471です。

>>481
それは私もAに聞きました。(Bは今どうしてるの?と)
でもAはBのその後(県外の大学に進学した後)を全然知らないらしいです。
「死んだという話は聞かないから、元気でやってるとは思うけど」と言ってました。

>>488
確かにBもCと同じ地元にいたわけですし、その可能性はありますね。
今度Aと連絡が取れたら、BとCが知り合いだった可能性はないか聞いてみます。

509本当にあった怖い名無し [sage] :2006/02/27(月) 23:19:53 ID:Pkbuga060
>>471-473の話を読んで、
「ここがヘンだよ!宇宙人」という本に載っていた話を思い出した。

こんな話。ある女子が男と付き合っていた。その男はなぜか自分の素性を一切
語ろうとしない。女子は不審に思い、友達に彼氏を問い詰めてもらった。と、彼は
渋々口を開いた。「自分はある重要な任務のために地球に来ていて素性は明かせない」と。
そして、彼は彼女の前から姿を消した・・・。

数ヵ月後?女子は、街角で見知らぬオッサンに声をかけられた。
話を聞くと、自分はあの「彼氏」だった男だという。そんなバカなと思って話を聞くと、
自分と彼しか知らない話を知っていた。仕草も話し方も彼そのものだ。
しかし、顔も声も似ても似つかない・・・と、そんな話。

504本当にあった怖い名無し :2006/02/27(月) 23:03:49 ID:ocLMKe6E0
>>471-473

私も似たような奇妙な目にあったことが有る
というか、Aはいないものの、自分がBに相当して
Cみたいな女性に出会ったことがある

 私はさる大都市圏にある実家から遠い(数百キロ離れ
ている)に会社に数十年前に入社した。男性社員は全国で
採用していたものの、女子は、会社の近所(せいぜい30
キロくらい)出身しか採用していなかった。

数年後、女子社員Fが入社し同じ職場になった。Fの出身が
私の実家と同じ私鉄の同じ路線上でかつ5駅違い。予想外
のことであった。
 さらに、Fの姓は私の実家のその私鉄の最寄駅と酷似した
というか、語幹が同じだった。

第一印象が自分の好みではなかったが、上記の経緯で、
親近感をもって接するようになった。
(つづく)

507本当にあった怖い名無し :2006/02/27(月) 23:16:51 ID:ocLMKe6E0
>>504

 なんというか似たような趣味や嗜好を持っていたので、
よく話すようになった。

 私の趣味は(小)旅行で、会社が地方なので、近場の鄙びた
山奥のほとんど誰も乗らないようなバス路線に乗って出かけ
た話をしたのだが、Fもそれに乗ってきたという。また、そ
のような辺鄙なバス路線の時刻まで調べてメモしているという
のまで私と同じであった。

 流石にそんな事まで聞くと >>473ではないが怖くなり
それ以上深い関係にはならなかった。でもCとは違い、
Fは分別があったし、まだ友達だったので修羅場にはなら
なかった。
(つづく)

510本当にあった怖い名無し :2006/02/27(月) 23:40:48 ID:ocLMKe6E0
>>507
 その後も、変なことはいろいろ有った。
一例をあげると 会社がITシステム導入で、メール
システムを導入した。その頃は、インターネット普及
前なので、英文字+数字のIDだった。導入時は違う部
署になっていたのにIDがFと続き番号など。

 それから数年、Fは私の面識ある社員と結婚したが、
その途端私に見合い話が突如として来るようになった。
それまでそんな話はぜんぜん来なかったのに。

 一番目にきた話は、Fとは無関係の会社の地元の
人からきた話であったがその相手の名前が、姓名通じて
Fの名前と一字違い!
釣書き見ただけで即、口実をつけて断った。怖い上に
以前社内で私とFとくっつけようという動きもあった
ので、式に会社の人間呼んだら何言われるかわからないし。
 二番目にきた話は(今の家内だが)媒酌人がFの実家の
近所だった。ただし、その媒酌人とFとは面識は全くない。
家内の実家と媒酌人の家は決して近所ではないが家内の実
家の近所にFの行っていた学校とかあったり、この他にも
結婚式挙げてからもさらにさらに妙なこと続出。

その後、私は、違う地方の支社に転勤になり直接
会うことはなくなった。でも、いまだにFとはなんだった
のか一生解決の糸口の見えない疑問である。(完)


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