588本当にあった怖い名無し [sage] :2005/10/07(金) 22:08:14 ID:dBXz0eRq0
小学校の時の話。
大きな川沿いの町に住んでいた自分は、友人につき合って
川向こうの友人の親戚宅に届け物に行った。
川沿いの土手を自転車で走っていると、ツタのびっしり絡まった家を見つけた。
二階の窓が開いていて、白いカーテンと髪の長い綺麗なお姉さんの姿が見えた。
田舎町には珍しい雰囲気のある家だったので、帰りにもう一度よく見ようと
心に決めていた。
そして、帰り道、例の家が見えてきた。
しかし、記憶にあった家とは違っていた。
二階建てのツタの絡まる家のはずが
二階建てくらいの大きさの倉庫になっていた。
ツタはびっしりと絡まっていたが、
綺麗なお姉さんがいた窓はなくなっていた。

その後、何度か同じ道で、探してみたけれど、
綺麗なお姉さんの窓を見たのはその時だけだった。


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