261 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ [sage] :03/03/21 13:28
俺が8歳ぐらいの時の夏休み、よく一緒に遊ぶ友達二人と山へ虫取りに行った。
かなり熱中していたので、知らず知らずの内に山の奥深くまで迷い込んでしまった。
だんだん暗くなり不安になった俺達は、誰とも無しに帰ろうと言い出した。
帰路につく俺達。しかし、行けども行けども先刻昼飯を食べた沢も、目印の大きな杉の木も見つからない。
遂に歩き疲れてその場に座り込んでメソメソ泣き出してしまった。その時奇妙な動物が俺達の視界に飛び込んできた。
青白くぼんやりと光っているしっぽがふさふさした猫のような動物。
何だか不思議な気分になり、さっきまで泣いていたのも忘れてその動物についていった。
時間にして10分だろうか、気が付くと山の外だった。
親が捜索願を出したらしく、パトカーと警官、村の青年団、三人の両親が居た。とにかく無事に山を下りることが出来た。

今から十年以上前の話だから記憶違いかと思ったが、その時の友達二人に聞いてみたら、
二人とも鮮明に覚えていたので記憶違いではないようだ。


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