769あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/03/16 19:02
そんなに小さい頃の記憶ではないんだけど、不思議な事があった。
中学3年の夏休み友達の家に遊びに行った時、確か宿題かなんかしてて
終わった後に、アイスを食べながら窓から外の景色を眺めてた。
その子の家はマンションの3階で、ベランダ越しに道路ひとつ挟んで
新幹線の線路(高架)が丁度目の高さにあって、その少し先に
小高い山があって、その山の真ん中辺に家がポツポツと建ってた。
二人で新幹線が通るのを待ちながら外を眺めてると、
その少し先の山影からグレーのスエットを着たおじさんがヒョイと
現れて、早足で山を下りながら、クルリと回ってまた山影に消えてしまった。
友達が「おじさんが歩いてたね。」と言い、私も「うん・・。」しばし沈黙。
なんかすごい違和感があって、しばらく山を眺めててハッと気がついた。
その山は木々の間から家の屋根のみが見えてて、仮におじさんが山を歩いて
てもおじさんの姿は木の下で見えるはずない。でも、確かにおじさんが山を
下りていく姿を膝下位まではっきり見てる・・。その膝位の位置に家の屋根
があった・・。それに気づいて、二人でおもわず顔を見合わせた。
今でも彼女と会うとその話になる。一体なんだったんだろうって。


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