43 名前:ケンボウ:2007/08/02(木) 19:10:34 ID:OLsIkmG70
消防の頃の話なんだが、母さんが街で小さいながらもスナックを経営してた。
まぁ、親父がいなかったのでその売り上げだけで生活してたんだ。
毎日、ベロベロに酔っ払って帰って来ていたんだけど・・・

確かその日は土曜日で、夜中に母さんから電話がきて「これからお客さんと
お鮨を食べに行くからおまえも明日は休みだしお土産持って帰るから起きて
待ってなさい」と言われた

しばらくしてタクシーの降りる音がして玄関の戸がガラガラと開き母さんが
帰ってきた。
だが、先程の母さんとはまるで別人のように暗い顔をした母さんが入ってきた
俺が「おかえり!」と言うと、下を向いたまま「ただいま」と言って そのまま
押入れの襖を開けた 何かを探しているみたいにして
そして、和服の帯を解くと、なんと押入れの中に入っていってしまったのだ。
あれ?っと思い押入れに駆け寄ると・・・
今度は元気よく玄関の扉が開き母さんが帰ってきた
手におみやげを持って。


それから母さんに今あった事の全てを話し 押入れを開ける事にした
電気をつけて1,2,3で俺が襖を開けた。
母さんは金属バットを振り上げて待っていた  が、押入れの中には誰も
いなかった・・・
最初に帰って来た母さんは祖母と一緒に見てるし、祖母も話しかけている。


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