332本当にあった怖い名無し [sage] :2007/04/15(日) 14:49:02 ID:2gftk2l30
修学旅行で旅館に泊まったときの記憶。
定番だが夜寝る前にみんなで怖い話大会をしていた。
ひととおり話し終えたころ、なんか変な音がし始めた。
鉄の杭を横から叩いてるようなイメージの甲高い音。キーンキーンて感じ。
その時点でちょっと半泣きになってる子も結構いたし、
散々怪談話を聞いた後なので気分転換に全員でトイレに行くことに。

扉 が 開 か な い。

全員が固まったそのとき、窓から絶妙なタイミングでバチン!という音がした。逃げ場はなかった。
そこからはもう一人泣き出したら連鎖して泣く子が増え大パニックになった。
壁のしみが動いてる気がした。服のしわが全部顔に見えた。とにかく部屋中逃げ回ってこけた子を踏んづけた。
叫び声で最初の音は簡単にかき消されてたろうがもう音なんて関係なかった。
いつも騒ぎを収めてくれるリーダーがその時はもう皆に巻き込まれて絶叫していて、それを見た子が更に…
今は冷静にその状況を思い出せるがまじで阿鼻叫喚の地獄絵図だった。

で、不思議なのがそれを聞いて誰も駆けつけてこなかったことだ。
翌日聞いてみたがあれだけ大騒ぎして卒倒する子まで出たのに
別の部屋にいた奴はぐっすり眠ってたとしても、先生達まで何も聞いてないという。
微妙に不思議さが違うかもしれないが、防音設備じゃあるまいしなんで誰にも聞こえてないんだ…


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