260あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/25 21:37
京都にある、有名な陰明師が祭られてる神社。
まだ今のようなブームがきていない十数年前、京都旅行で立ち寄った
ことがあるんですが、あそこってビル街のど真ん中にあるじゃないですか。
一緒にいった姉は一度訪れたことがあるから間違いない、というのですが、
私はこんなビル街に神社があるなんてヘン、と最初っから疑心暗鬼。
間違ってるんじゃない、そんなことないよといいながらとりあえず神社に
むかいましたが、案の定、バスから降りてどれだけあるいても見つからない。

一条戻り橋からビル街が途切れて川にあたるところまで歩いても見つからない。
逆戻りして橋まで歩いても見つからない。
二人で交互に左右の道を見ながら歩いても見つからない。
繰り返すこと3,4往復。「やっぱここじゃないんじゃない」という私に姉は、
「違う、あんたがそんなふうに疑うからみつからないんだよ」と。
で、一生懸命捜してくれる姉にも悪いし、ちょっと反省して「うん、そうかな〜」
といってひょいと横を見たら。

あったんですよ。その神社が。

立ち止まったのはまさに鳥居のどまん前。大通りに面したビル街の中に、
溶け込むようにたっていました。
もう言葉もなくて、その場で姉と神社に向かって疑ってすみません!と
何度も謝り、とりあえずお賽銭はずんで帰りました。
一本道を行ったりきたりしていただけなのに、二人で探していたのに、
あとで見直すとビル街に鳥居でかなり目立ってるのに、何で見逃したんだろう、
と今でも不思議です。
失礼なこと考えてたからからかわれたんでしょうかね。自分的にはかなり凄い体験でした。
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