138 名前: 60 投稿日: 02/06/23 17:19
もう一つ。
ばあさんが若い頃に隣の集落に買い物に行ったときの話。
今なら車ですぐの集落ですが、当時は歩いて2時間ほどかかったそうです。
隣の集落に向かって歩いていると、近所の兄ちゃんが背中に籠を背負って
草むらの中をぐるぐると歩き回っていたそうです。
そのときは「ああ、わらびでもとっとるんかなぁ」と通りすぎたそうです。

隣の集落での用事を済ませ、同じところを通りかかると、
やっぱり同じところをぐるぐる歩き回ってる。近寄って
「なにしとるん?」と声をかけると、兄ちゃんは正気にかえったそうです。
本人は遠くの町に向かってるつもりでえんえんと歩いていたそうです。

しゃみしゃっきり あさがらっぽきり ごんぼのにしめ


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