911 名前:本当にあった怖い名無し [sage]:2007/09/23(日) 23:35:14 ID:W8jDXCfUO
 萱島さんが高校生の頃。
 通学に仙山線を利用していた彼女は、今日も友人二人と一緒に下校していた。
 いつもの駅に着き、降りようと踏み出した。
 瞬間。
 ずるっ、とステップに乗せていた足を滑らせた。
 一瞬、体が沈む嫌な感覚。

 ふにょん。

 何か、足元に柔らかい感触。
 少しよろけたものの、転ぶ事無く萱島さんはホームに降りた。
 反射的に振り向いた。
 が、ステップの下には何もない。
 惚けた顔の萱島さんに、後から降りてきた友人が言った。

「あんた、何踏んだの……?」

空気読まずに投下。
友人から聞いた話をまとめてみました。

916 名前:本当にあった怖い名無し:2007/09/24(月) 00:58:15 ID:4cWA7CZG0
>>911
最近不可視の生き物のことを色々考えてるのでもうちょい詳細聞きたい。

(後略)

917 名前:911 [sage]:2007/09/24(月) 01:06:27 ID:dbpsbcYxO
足を滑らせた瞬間は、一緒にいた友人等が目撃しています。

その次の瞬間に、何かを踏んだような動きをして萱島さん(仮名)はホームに降りたそうです。
ステップは約10センチ程の高さがあるので、落ちればそれなりの落下音がするはずですが、それも聞こえなかったとの事。
萱島さん本人は、「何かゴム鞠の様な柔らかいモノ」だと話してくれました。

920 名前:本当にあった怖い名無し [sage]:2007/09/24(月) 01:24:28 ID:4cWA7CZG0
不可視のモノは
・光学的に見えないモノ
・観察者の意識にのぼらないことによって「見えない」モノ
の二種類に大別できるんじゃないかと思う。
生物か無生物かでさらに二種類ずつに分けられるけどね。
>>911は前者かな。少なくとも「何かを踏んだ」という感覚を観察者に伝えたわけだから。
正直前者に関しては、UMAの領域なんであんまり興味ない。
>>911をけなすわけじゃない。折角語ってくれたのに申し訳ない。話としては十分面白いと思います)
もしも>>911が後者であれば「何かを踏んでよろけた」ではなく「理由はわからないが突然よろけた」と感じたに違いない。
後者がもしも存在するならば、
いわゆる「霊現象」の解釈は、
・魂、怨念、霊界など古典的オカルト解釈
・特定の場における過去の映像再生
・脳疾患、精神疾患による幻覚、あるいは見間違い
という従来の解釈の幅を広げることになるかもしれない。
別に目新しい解釈じゃない(らしい)が、かなり応用の利く説なんで、そのうち他スレに詳細書きます。


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