342 名前:本当にあった怖い名無し:2007/04/21(土) 23:03:03 ID:98b/pEy40
老人保健施設で働いてるものです。
利用者の1人が、ある日ものすごくハイテンション
になって、わけを聞くと、窓の外にいる茶色い猫が
自分の痛い足をすっかり治してくれたとのこと。
認知症で虚言、妄想の方は沢山見てきたが、その方の
喜びように今回ばかりはただならぬものを感じて無視できなかった。
その方が窓の外を指差して、そこにまだその猫がいると訴えて
くるが、実際は何もいない。やはり認知症の症状かと思ったが
、ためしに別の利用者に猫がいるかと尋ねてみた。
答えは、さっきからずっとそこにいると。で、色はと訊くと
赤茶色だって言う。
幻視とか痴呆っていうのはこちらにいる側が
一方的に考えているものかもしれない。
半分くらいあちらの世界に行ってる人は本当に
違う次元のものが見えてるのかもしれないと思いました。

343 名前:本当にあった怖い名無し [sage]:2007/04/22(日) 00:57:17 ID:kvj4cCDb0
>>342
逆に、こちらの世界へ来てまもない赤ん坊も
あちらの世界が少し見えてるのではないかと思うことがあるね。
子供がまだ赤ん坊だった頃、家の猫と一緒に天井をじっと見上げて
突然ニコニコして、キャッキャッ嬉しそうにしてたりとかした事が
何回かあったんだけど、赤ちゃんの見てる所をそばにいる猫も
ずーっと同じ所を見てるんだよね。
でもって、見えない何かを目で追ってるの・・・・
そんとき、今そこにいる「何か」が見えないのは自分だけなんだ・・・・
って思わされたことが何度もあった。


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