19本当にあった怖い名無し [sage]:2005/06/15(水) 12:04:46 ID:XCiwJw8D0
 なごみついでに自体験。

 高校時、夏休み。
 グラウンドで部活の練習してて、そろそろ休憩の支度をしに
 先輩の一人がヤカンを取りに行った。
 田舎なんで、ちょっと行ったとこの川に、麦茶入れたヤカンを冷やしてて
 そいつを取りに行ったんだけど。
 川って言ってもそんなでかくないから、グラウンドから見える。
 一本道で、途中にガード下みたいなちゃちいトンネルがあった。
 川に行くにはそこ通るしかないんだよ。
 で、「手伝いに行って来い」て言われて自分も川に行ったんだけど。

 トンネルの中で、後ろから、「キィッ、キィッ、」て音がするんで
 振り返ったら、何かライトつけた赤っぽい自転車に乗った人が来て
 自分を追い越してった。(←顔とかあんま見てなかった)
 で、トンネル出て川まで行ったんだけど、先輩いない。ヤカンもない。
 ???ってなりながらグラウンド見たら、もう既に先輩が戻ってる。

20本当にあった怖い名無し [sage]:2005/06/15(水) 12:05:49 ID:XCiwJw8D0
 慌てて自分もグラウンドに戻ったら、同じ部活の連中に
 「一本道なのに何擦れ違ってんだよ!」とか言われ。
 でも、擦れ違ってないんだっつの。会わなかったんだよ、全然。
 ヤカン取りにいった先輩にそう訴えたら、その先輩も、全然自分に
 会わなかったし擦れ違いもしなかったと言う。
 「トンネルの中で、ライトつけた赤っぽい自転車とは擦れ違ったけど」
 って言うんだが。 そもそもそのトンネル、ちゃちいし小さいし、
 せいぜい車が一台通るのがやっとなくらいの幅しかないのさ。

 …自分と先輩は、そのトンネルで、間に自転車のヒト挟んで
 擦れ違ったのにお互い気付かなかったってことか??と話してたら
 部活の連中みんなが、
 「グラウンドから見てたけど、お前ら以外、誰もあの道通らなかった」
 ってさ。

 未だに時々部活仲間で話題にのぼる。何だったんだあれ。
 長文でスマソ


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集